前回までの記事では、
早期退職後に収入源とする
投資のための元資金を貯めるために、
・収入ポートフォーリオの作り方
・節約節税ポートフォーリオの作り方
について紹介しました。
最後にやるべきことは、
収入増や節約節税で貯まってきた資金を
投資で増やすことです。
今回は、投資で資金を増やすための
最適な投資ポートフォーリオ
について紹介します。
私の投資歴は12年ぐらいです。
ブログやYouTubeなどでやり方を学びながら
色々な失敗を繰り返してきた実体験も加わり、
自分の投資スタイルが形になってきました。
失敗しても、投資をやり続けたから
億り人になれたと思っています。
投資には、短期、中期、長期
それぞれの投資期間に対し、
・板読み
・テクニカル分析
・ファンダメンタルズ分析
などの様々な分析手法があります。
これにモメンタムを重ねて
売り、買いのルールを決めることで
投資スタイルが決まります。
その中で、自分に一番合った投資方法を
見つけることが必要です。
自分の目標、強み・弱み、性格、趣味、
経済状態、家族、生活環境、ポリシー等
あらゆることを考慮に入れて創りあげる
自分だけの投資ポートフォーリオは、
世界で唯一の自分にとっての
最適ポートフォーリオになります。
以下、私の場合を例にとって説明します。
私の目標は、投資用金融資産3500万円を
5875万円まで増やすことです。
(目標の根拠は→こちら)
実際には、収入増や節税節約も組み合わせて
この目標額を達成しましたが、ここでは仮に、
この投資用金融資産3500万円を元本として、
投資だけで目標の5875万円を実現するための
最適投資ポートフォーリオを作ってみます。
まず、自分の投資に対する特性や
考え方を列挙します。
私の場合は、
<目標>
・投資用金融資産3500万円→5875万円
<生活環境>
・サラリーマンなので
板読み→デイトレをする時間はない
(’22年末にサラリーマン卒業しました)
・毎日テクニカル分析することは可能
・海外企業も含めて、自動車業界の会社の
成長性は分析できる
(ファンダメンタルズ分析可能)
・未知の会社の内容を詳しく調べる時間はない
<性格>
・調べても理解できないものには手を出せない
・精神的にはタフ、失敗しても踏ん張れる
<経済状態>
・資産の1/3までは、失敗しても取返しがつく
そこまでの範囲でリスクをとれる
<ポリシー>
・借金はしない
・日本円は価値の下落リスクがあるので、
通貨分散が必要と考えている
・基本的に以下と考えている
リスク低のものは長期投資
リスク中のものは中期投資
リスク高のものは短期投資
数ある投資の中から、以上を踏まえて選んだのが、
以下の投資ポートフォーリオです。
・日本株式、ETF投資(含むNISA)
・海外株式、ETF投資(含むNISA)
・不動産投資
・暗号資産投資
・コモディティ投資
・海外銀行外貨預金
(現地通貨預金、ドル預金)
・個人年金(iDeCo以外)
・iDeCo
これらの投資を組み合わせて
自分のリスク許容度の範囲で
資産を増すためにはどうするか?
各投資について資産減少リスクを
ランク(高、中、低、極低)付けします。
自分の知識や経験度合から
各運用方法についてランクを付けます。
そのランクに応じて資金を振り分けます
(リスク高なら少額、低や極低なら高額)
資金を振り分けたら、自分の私見で良いので
それぞれの運用方法の期待年率を掛け合わせ、
投資ポートフォーリオ全体の期待年率を
計算します。
こうしてできる投資ポートフォーリオは、
あなただけの、
あなたによる、
あなたにとって最適なものになります。
私の場合は、下の表のようになりました。
投資資産を
資産減少リスク低と極低の運用に50%、
資産減少リスク中の運用に48%、
資産減少リスク高の運用に2%
に振り分けました。
私には比較的リスクが高いと思われる、
個別株式、コモディティ投資、暗号資産
を資産の約1/3である35%に抑えました。
リスク中やリスク高の運用に
もっと多くの資金を振り分ければ、
早く資産を増やせる可能性はありますが、
資産を減少させる可能性も高まり、
安全性が低くなります。
全ての運用が期待通りに増えた場合、
私の投資資金は、
年率6.3%(=Σ(A×B))
で増えていくことになります。
この投資ポートフォーリオだと
目標額の5385万円以上に到達するのは、
年利6.3%の複利計算で10年後となります。
(実際には、収入増や節税節約も組み合わせて
もっと早くこの目標額を達成しています)
リスクランクは、世の中の状況に応じて、
定期的に見直す必要があります。
また、売買してポートフォーリオの内容を
見直す頻度は、投資期間が長期なら数年に一度
中期なら数か月に一度、短期なら数週間に一度
を目安にしています。
私のポートフォーリオは、
私の特性や状況を鑑みて
安全側に振ったものになっています。
もし私がもっと若く、
守るものも少なく、大きく失敗しても
やり直しがきく状況なら、
もっと攻めた最適投資ポート
フォーオが組めると思います。
また逆に、
私がサラリーマンを早期退職した後は、
必要な投資資金が貯まっていますから、
投資資金を増やす必要性が減ることになり、
リスクが高めの個別株投資比率等を下げた
今よりもっと安全なポートフォーリオが、
最適投資ポートフォーリオとなる筈です。
皆さんも、自分自身の状況変化に合わせ、
投資ポートフォーリオを変化させて
最適投資ポートフォーリオを
作ってみてはいかがでしょうか?
各投資の始め方についても、
私の取り組みを紹介しています。
→仮想の始め方 貸し仮想通貨の魅力
→外貨預金投資 失敗しない始め方と実例紹介
皆さんの参考になれば幸いです。