早期退職には海外赴任が最短コースな理由と海外赴任する方法!

サラリーマンになること自体が
人生の目標である人はいないと思います。
サラリーマンはお金を稼ぐ手段を
表す言葉にです。

自分の目標、目的をしっかり自覚して、
サラリーマン時代を走り抜け、
年齢が来たからではなく、
サラリーマンとしてやるべきことを
終えたら、自分の意志で卒業したいものです。

この記事では、
海外赴任経験が3回(欧米亜)の私が、
そんな早期退職を目指す人にとって、
海外赴任が最もパワフルな
早期退職の最短コース

だと思う理由をお話します。

後半では、
10人以上を人選し海外に送り出した
私の経験から、
海外赴任するための方法についても
紹介しますので、参考にして頂けると
嬉しいです。

早期退職には海外赴任が最短コースな理由

サラリーマン卒業(早期退職)に必要なのは、
自立して生きる力を身につけることです。

自立には経済的自立と精神的自立があり、
その両方を成し遂げる必要があります。

海外赴任の経験は、
一気にその2つの自立を加速させます。
その理由を、私の経験から説明します。

経済的自立の最短コース

1.収入が大幅に増える

海外赴任をすると、収入が増えます。
(1)赴任手当がもらえる
赴任に際して赴任手当が貰えます。
海外への引っ越しに際してかかる費用
を補助することが主な目的です。

会社によっても違うと思いますが
合計で50~60万円はありますので、
節約すれば半分以上残ります。

(2)別居に伴う手当
単身赴任の場合は、
日本と赴任先の2か所に分かれて
家族が暮らすことになるので、
生活費がかさみます。
その分が別居に伴う手当として支給されます。

これも、会社によって違うと思いますが
年100万円以上の手当も珍しくないと思います。

(3)生活苦難に対する手当
特にアジア諸国や中南米等、
日本と比べて生活水準が低い国に赴任すると、
その苦難苦痛を補うために手当がもらえます。

赴任先の国によって違いますが、
年に100万円以上になる国もあると思います。
このお金は丸々貯蓄に回すことができます。

2.支出が大幅に減る
日本では、車は自分で購入し
自分で維持費を支払わなくてはなりません。

しかし、海外赴任では、会社が車にかかる
コストを負担してくれるのが普通です。
車の購入費、維持費は掛かりません。
家賃も会社が負担するのが普通です。

携帯電話も、会社から貸与されますので
通信費は掛かりません。
会社の用事だけではなく、プライベート
にも使ってよいとしている会社が殆どです。

子供の教育費も補助が出るのが普通です。
教育費は、減ることはあまりありませんが、
日本にいるのと同程度の支出になるように
補助されるが普通です。

インターナショナルスクールに通わせれば、
日本と同等の教育費で子供に英語を習得
させることができます。
(但し、その場合、日本語を自分で教える
必要があります。)

いろいろ合計すると、年間で100万円以上の
支出を減らすことができます。

3.投資益の税金が安い
日本では、上場株式の譲渡益に、
約20%課税されます。

海外赴任して日本国非居住者になると、
赴任先国の税制に従うことになります。

例えばシンガポール、マレーシア、タイ
など株式譲渡益には課税されない国があり、
その場合大きな恩恵を受けることができます。

但し、日本の証券会社は海外赴任者の
株式売買を禁止しているので、赴任先国等の
証券会社で取引する必要があります。

4.持ち家があれば不動産投資ができる

持ち家があれば、持ち家を海外赴任中に
賃貸して、家賃収入を得ることができます。
夢の不労所得を実現できるのです!

持っていなくても、海外赴任は1年以上前
に決まることも珍しくありませんから、
決まった時点で探して購入しておけば、
ローンを家賃収入で賄い、且つ、設けを
出すことも可能だと思います。

精神的自立に役立つ

1.日本以外の常識を知り、自分自身の判断基準が磨かれる
海外赴任をして日本以外の国に住むと
その国の社会システムや人々の考え方を
知ることになり、日本の常識は、
世界の常識ではないことが
身をもって体験できます。

・衣食住
・教育
・働き方
・政治
・法律
・文化

全てが日本とは違います。

その国なりの考え方があり、
その理由は我々日本人にも なるほど!
と理解できるものです。

そちらの考え方の方が良いと思える!
というものもたくさんあります。

例えば、アメリカでは、
教科書を学校に置きっ放しにしておくのは
普通のことです。

どうしても家で使わなくてはならない
教科書だけを持って帰ります。

教科書を全部家に置いておいて、
毎日家で次の日の授業の教科書に
詰め替えるということは、

・詰め替える作業は、得るもの
 がなく時間の無駄
・間違えると、教科書なしで
 授業を受けなくてはならない
・1日の授業分の教科書を家から
 学校に運ぶのは重いし、
 小さい子供には危ない

と考えるわけです。

私はこれを聞いたとき、
’そう考える方が普通だ!’
と納得してしまいました。

他にも、この手の話には、
枚挙にいとまがありません。

多くの国に海外赴任すれば
その国の数だけある常識に触れ、
自分が良いと思うものが変化してゆき、
物事に対する自分自身の判断基準が
磨かれてゆきます。

2.想定外をたくさん経験し、動じなくなる

海外赴任して、外国に暮らすと
最初のうちは毎日、想定外の事件に
遭遇することになります。

その国の常識を知らないのですから
当たり前ですよね。
そういう事件に遭遇するたびに
ストレスを受け、疲弊します。

そして、それが繰り返されると
学習してそれに備えるようになります。
事前にいろいろなケースを自分で想定し
困らないように準備をするようになります。

そしてだんだんと、いろいろなことが
想定外から想定内に変って行くのです。

海外赴任期間内に遭遇する想定外の量は、
日本に暮らしているより何十倍も
多いと思います。

といっても、私にとってそれは
辛い経験ではありません。
刺激的で面白く忘れられない経験です。

海外赴任期間を生き抜いた人は、
一皮むけて、一回り大きな人間に
なっている筈です。

海外赴任する(選ばれる)ための方法

そんな刺激的で魅力あふれる海外赴任を
どうやったら実現できるのでしょうか?

私の3回の海外赴任経験によれば、
以下を心がけることで
海外赴任できる可能性が格段に上がります。

①上司に海外赴任希望者として認識させる
常日頃から、上司に海外赴任に興味がある
ことをアピールし続け、機会があったらすぐ
OKする存在として認識させておくことです。

上司とのキャリア面談などがある会社では、
’機会があったら是非行きたい!’
と申告しておくとよいと思います。

また、英語はもちろんですが、
英語の国ではない国へ赴任可能性がある
場合は、その国の言葉を勉強し、
それを上司にアピールしておくことです。

ドイツならドイツ語、
イタリアならイタリア語
中国なら中国語

といった具合です。

②赴任地を選り好みしない
アメリカは良いけど、インドはだめとか
選り好みをしないことです。

私の経験では、企業が進出する国は
それなりのビジネス上のメリットが
ある有望な国なのです。そういう意味で、
キャリアアップのために得られることは
どの国にも必ずあります。

金銭面では、途上国ほどハードシップ手当
が厚く、生活費も安いので、先進国より
メリットがあります。

③長期のプロジェクト責任者にならない
上司は、もしあなたが、絶対に替えの
効かないポジションで仕事をしている場合
海外赴任の機会があっても、候補として
考えません。

あなたがいなくなり、その仕事が滞ると
上司自身が困るからです。

短期のものは受けても良いでしょうが、
3年以上先にゴールがあるプロジェクト
などを指揮する立場には、
ならない方が良いでしょう。

もし、なってしまった場合は、
できるだけ早く、自分に代わって指揮
できる人材を育てておくことです。

まとめ

会社でサラリーマンとして働くことは
人生100年の目標にはなりえません。
何かのための手段に過ぎないのです。

自分の目標、目的をしっかり自覚して、
サラリーマン時代を走り抜け、
年齢が来たからではなく、
サラリーマンとしてやるべきことを
終えたら自分の意志で卒業するのが
理想的でしょう。

私の経験では、経済的にも精神的にも
海外赴任が最もパワフルな
早期退職の最短コースの一つだと思います。

皆さんも、
自分自身でやりたいことがあるなら、
実現のために早期退職を目指し、
海外赴任を検討してみてください。

他にもサラリーマン早期退職に役立つ情報を
紹介しています。参考になれば幸いです。

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