フリーランスの安定収入源!カンボジアドル定期預金(年利6%以上も)

早期退職後フリーランスを目指す人にとって
安定した収入確保がとても重要です。

色々な収入源の中でも、外貨定期預金は、
利率があらかじめ確定していますから
仮想通貨や株式投資よりはるかに安全で
安定収入を得られますが、
リターンが低めであることが玉に傷です。

しかし、カンボジアのドル定期預金は、
日本の銀行も出資している大手銀行で、
世界の基軸通貨ドルの定期預金を
5%以上の高利率でできる優れものです。

しかも、新興国通貨と違い、
世界の基軸通貨ドルですから、
為替リスクは低く、
昨今の円安トレンドを考え合わせると
絶好の投資商品です。

この記事では、
カンボジアのドル定期預金について、
・銀行別ドル定期預金の利率
・日本居住者が得られる月収
・カンボジアドル預金のリスク
について説明します。

リスクを回避するための私なりの方法も
紹介しますので、参考にしてください。

フリーランスの安定収入源!
カンボジアドル定期預金 銀行別年利

以下にカンボジアの主要銀行における
ドル定期預金の利率を紹介します。
(’22/7月時点)

口座開設のためには、一度現地の銀行に
行く必要がありますが、非居住者の外国人でも
口座開設可能な筈です。(’22/7月時点)
日本語が話せる担当者を置いている銀行も
ありますので、事前に条件や必要書類を
確認の上、現地渡航されることをお勧めします。

<カナディア銀行>

1991年設立のカンボジア最大の銀行です。
三菱UFJ銀行やみずほ銀行と業務提携
しています。

ジャパンデスク(→URLはこちら)があり、
メールや電話で日本語でやりとりしながら
口座開設が可能です。
上記URLに口座開設に関する詳しい情報が
掲載されています。

タイバーツや人民元での預金も可能です。

最新の利率はこちら

<アクレダ銀行>

カンボジア第2位のシェアを持つ銀行です。
三井住友銀行が18%(筆頭株主)で、
オリックスも12%株式を保有しています。
日本にいながら郵送で海外口座を開設できる
サービスを提供しています。

タイバーツでの口座開設も可能です。

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<ABA銀行>

カナダ・ナショナル銀行が運営する
外資系の銀行です。

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<サタパナ銀行>

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<プノンペン商業銀行>

日本のSBI Holdingsが出資していましたが
現在は売却済。
ジャパンデスク(→URLはこちら)があり、
日本語でやりとりできるようです。

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<SBI LY HOUR 銀行>

日本のSBI Holdongs が出資しています。
2020年設立。日本人担当者が在籍しています。
口座開設の審査に通れば、
非居住者でも口座開設可能とのことです。

最新情報はこちら

カンボジアドル定期預金利子から日本居住者が得られる月収

日本国は、日本の居住者に対して
全世界の収入に課税する’全世界課税方式’を
採用しています。

カンボジアドル預金の利子も、
利子所得として課税対象になります。

日本居住者の場合、
日本で確定申告する際に利子所得として申告し、
他の総合課税対象の所得と合算され、
以下の税率で課税されます。

課税される全所得金額 所得税+復興特別所得税住民税外国預金利子への課税率
1,000円 から 1,949,000円まで5.105%10%15.105%
1,950,000円 から 3,299,000円まで10.21%10%20.21%
3,300,000円 から 6,949,000円まで20.42%10%30.42%
6,950,000円 から 8,999,000円まで23.483%10%33.483%
9,000,000円 から 17,999,000円まで33.693%10%43.693%
18,000,000円 から 39,999,000円まで40.84%10%50.84%
40,000,000円 以上45.9%10%55.9%
                                              *上表は為替差益による課税を考慮せず

但し、カンボジア現地で課税
(非居住者は約14%)される場合があり、
その場合は、租税条約に基づき、
現地と日本で二重課税にならないように、
確定申告の際に外国税額控除を適用し、
一定額まで外国で課税された金額を差し引けます。

次に、実際に毎月いくらぐらい受け取れるのか、
具体的に計算してみます。

例えば、上記のカナディア銀行の場合、
5年定期(60か月)で毎月利子受け取りにすると
年利6.25%ですから、5万ドル預ければ、

50000(ドル)×0.0625(利子)
×0.779(税金20.21%として)
÷12(か月)=202(ドル)

となり、銀行がつぶれない限り、5年の間、
毎月202ドルが収入として入ることになります。

為替レートが130円/ドルとすると、
50000ドルは約650万円
202ドルは26260円です。

尚、海外移住し日本非居住者の場合は、
移住先の税制に従うことになります。

海外には、利子所得に課税しない国も多く、
そのような国に移住している場合、
先ほどの条件で5万ドル預金した場合、
カンボジアで課税される14%のみとなり、
(カンボジア居住者になると6%)
5年間毎月221ドル(130円/ドルで約2万8千円)
が収入として入ることになります。

カンボジアドル定期預金のリスク

為替リスク

ドル預金の場合、もし、ドル円為替レートが
変動し円高になると、1ドルと交換できる円
が少なくなり、ドルから円に戻したときに
損をする可能性があります。

逆に円安になるとその分更にたくさんの円を
手にすることができます。

今後の長期トレンドが円安トレンドの場合、
5年定期などの長期のドル定期預金とし、
長期トレンドが読みにくい状況の場合は、
1年以下の短期の定期としてリスクヘッジする
必要があります。

銀行の破綻リスク

日本には預金保険制度があり、
銀行預金が円預金であれば、
例え銀行が破綻しても元本1千万円までと
その利子は保証されています。

しかし、カンボジアにはこのような制度は
ありません。自分がお金を預けている
銀行が破綻すれば、預けていたお金が
戻ってくる保証はありません。

従って、このリスクを最小化するため、
銀行の経営状況を調べ、破綻の可能性の低い
銀行をいくつか選び、お金を分散させて
預ける必要があります。

カンボジア政府によるルール変更

日本でも昔あったことですが、
政府が財政難に陥ると、破綻を避けるため
金融に関する法律を変更し、
国内の銀行預金を引き出せなくしたり、
重税をかけたりすることがあります。

カンボジアの経済状態は、
2022年7月時点では良い状況にあり、
財政破綻の可能性は低いと考えられますが、
安心せず常にカンボジア政府の財政状況を
ウォッチし、危険な状況になったら
封鎖される前に解約するなど対策を講じる
ことが必要です。

まとめ

今回は、フリーランスにとって
頼もしい収入源となるカンボジアドル預金
について解説しました。

リスクを最小限にしながらうまく利用すれば、
安定感抜群の収入源となり、
フリーランスで自由人生活を目指す人の
強い味方となってくれることでしょう。

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