サラリーマン卒業のための早期退職制度活用のすすめ

会社が設けている早期退職制度は、
サラリーマン卒業のための
絶大な経済的サポートとなる制度です。
サラリーマン卒業を目指す人は、
絶対に利用すべき制度です。

この記事は、以下の疑問に答えることを
目指します。

・早期退職制度とは何を目的にした
 どんな制度なのか?
・サラリーマン卒業に対する
 早期退職制度の具体的メリットは?


私の勤めている会社では、
実際にいくらぐらいの支援金が
支払われているかについても
紹介していますので、
参考にしてください。
(記事の内容は、私がサラリーマンだった
’22年末時点の情報をもとに記載しています。
私は’22年末に、この制度を活用して
サラリーマンを卒業しました。)

早期退職制度の目的と制度内容

早期退職制度は、
大手企業の約2割が導入または導入を
検討している制度で

・今までのキャリアを生かして
 起業したり、違う会社で活躍したい
・今までとは全く違う分野で 
 社会に貢献したい

といった方々を会社が支援する制度です。

似たような制度に希望退職制度という
人件費削減を主な目的として、
目標人員を明示して、期間を限定する
方法で行われるものですがあります。

一方、早期退職制度は、
目標人員を定めず、恒常的な制度として
実施されます。

人生一度きりですので、
もし皆さんの会社にこのような制度が
あるなら、是非活用して、
自分のキャリアは自分で設計して
いきたいものです。

私の勤めている会社では、
以下の2つが含まれる内容となっています。

①転進、転職支援
②支援金給付

以下にその内容を紹介します。

転進、転職支援制度

この制度は、今まで務めた会社を離れ、
別の仕事をしたい人が利用できる制度です。
転進先に特に制限がないのが普通のようです。
アルバイト、フリーランス、別会社
なんでも構いません。

私の勤めている会社の場合は、
転進相談を申し込むと
リクルートさんの相談員の方が
相談に乗ってくれて、アドバイスが
もらえます。

会社がリクルートさんと契約しており
個人の相談料はかかりません。

自分の興味のある退職後の生き方の
イメージを相談員さんに話して、
こんな方もあんな方もいますよ 
と実例の話が聞けるのは、退職後の
自分の生き方を具体化するのに
とても役立ちます。

更に、転進先が具体的になってきたら
転職支援に移行して、
リクルートさんから、転職先を紹介して
もらえます。もちろん自分で探しても
構いません。

転職先を紹介されたら、希望により
転職先の仕事を経験するための特別休暇を
取得することも可能です。

私の勤めている会社の場合は、
上記の通りですが、他の大手企業でも、
ほぼ同じ制度内容だと思います。

早期退職支援金

転進による退職を希望すると、
支援のためのお金がもらえます。
金額は会社によって違うと思いますが、
それなりの金額が期待できます。

但し、それをもらうためには
一定の条件を満たす必要があります。

私の勤めているの会社では条件は以下です。

・50歳以上であること
・勤続20年以上
・競合他社、反社への転職でないこと
・上司が認めたもの

他の会社でも、大体同じだと思います。
40歳代から認めている会社もあります。
条件はそれほど厳しいわけではありません。

会社としても、高齢の人材は
一部を除いて、退職してもらった方が
良いと考えているのだと思います。

支払われる金額は、
早い退職ほど多くなる仕組みです。

早期退職制度活用して金額はいくら貰える?

私の勤めている会社では、退職支援金の
具体的金額は、以下のようになっています。

50~52歳 退職前年収×2.2程度
53~55歳 退職前年収×1.6程度
56~58歳 退職前年収×1.2程度
59~61歳 退職前年収×0.7程度

会社によっては、もっと高額の退職支援金が
支払われています。

退職支援金は、退職金に加算して支払われ、                          
税法上退職金として扱われますので
退職一時金に対する課税となり、
取られる税金はわずかです。

詳しい税額はこちらから退職金と税|国税庁

サラリーマンを卒業するに当たり、
経済的自立を強力にサポートしてくれる
心強い制度なので、皆さんも、
自分の会社にこの制度があるか否か、
あるならどういう条件なのかを詳しく調べて、
是非活用してください。

他にもサラリーマン早期退職に役立つ情報を
紹介しています。参考になれば幸いです。

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